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ゆーから動物クリニックについてのいろいろなお話です。 |
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ある早朝、「どどどどーん」という凄まじい地鳴りと縦揺れで目が覚めました。阪神大震災です。あまりの揺れに立ち上がることさえできません。まるで、自分が(カクテルを作る際に使う)シェイカーの中に放り込まれて揺さぶられている様です。隣の台所からは「ガッシャン、ガッシャン」と食器が割れる音が絶え間なく続き、斜面に立っているマンションは崩れ落ちるのではと不安がよぎります。
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つぶれて、ゆがんだビル
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幸い住んでいた地域(六甲山の北側)は被害はさほどではなかったのですが、海側(六甲山の南側)の被害は甚大でした。 都市機能は停止し、勤めていた会社も業務できる状況ではなく、自宅待機となりました。いてもたってもいられず、ボランティアに参加しようと自分の車を運転して、新神戸トンネルを通過して出た三宮は「ここは戦場か?」と錯覚する程ひどい有様で呆然としました。民家はがれきと化し、大きなビルは真ん中が潰れ、モノレール/高速道路の橋は落ち・・・自宅でじっとはしていられず、保健所の医療チームにボランティアとして参加しました。隆は医療チームの運転手として、ユミは薬剤部で薬の手配を担当しました。
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落下したモノレール |
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三宮神社 |
真ん中の階がつぶれたビル |
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自分の車に医師・看護婦の方々を乗せるだけ乗せて、避難所を巡回治療するのですが、避難所はまるでテレビで見る海外の難民キャンプの様で「ここは本当に日本なのか?」と眼を疑いました。階段・廊下にも薄い毛布を被ってうずくまる老人・子供。
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完全に倒壊した民家
医師・看護婦の方々も診察・治療で忙しく、猫の手も借りたい状況なので、私も昔取った杵柄とばかり点滴セットの準備などをちゃかちゃか手伝っていると、看護婦さんが「あなた、一体何者?」と不思議そうに尋ねました。「恥ずかしながら、元(?)臨床獣医師なんです、ハイ」と答えたら、「なるほど!」とご納得。隆、ユミともに一時臨床から離れて会社員をしていたのです。手弁当のボランティアで奉仕する素晴らしい医療従事者の皆さんに接して、「やはり臨床に戻り、獣医療で地域社会に微力ながら貢献しよう」とまた臨床に戻ることに決めました。
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避難所でのタキダシ
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こうして、隆・ユミは臨床現場に復帰した訳ですが、人生何が起こるかわからないものです。美しい神戸の街が一瞬にして廃墟になってしまうのですから。この地震で約6000人の方がお亡くなりになりました。被害者の方のご冥福をお祈り申し上げます。
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次のページは、ゆーから動物クリニックのいろいろな写真集です。
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